【ツアーレポート】『御所野縄文キャンプスクール2022』
自然と、人と、本物の縄文時代に会いに行こう!
縄文キャンプスクールはただのキャンプスクールではありません。
5000年前の縄文遺跡を舞台に楽しむ縄文人の暮らし。木を石斧で切り、発掘体験と縄文時代の食。夜にはナイトミュージアムに満点の星空の下でのキャンプ。盛りだくさんの二日間の思い出はまるでタイムトラベルのような体験です。
*岩手県 一戸町 の『御所野遺跡』(北海道・北東北の縄文遺跡群)は
2021年ユネスコ世界文化遺産への登録されました!
(Ⓒイトウ タカムネ)
詳細はチラシをご覧ください
チラシはこちらから
【ツアーの様子】
1日目:9/23(金・祝)
縄文時代へのタイムトンネル≪きききのつり橋≫を通り、ユネスコ世界文化遺産に登録された≪御所野遺跡≫へ。
この先にどんな世界が広がっているのか、一体どんな2日間となるのかドキドキしながら足を進めます。
つり橋を抜けると、緑の森にかこまれた≪御所野縄文博物館≫がお出迎え。
復元竪穴建物など早くも気になるものばかりの中、かすかに煙が立ちのぼる≪縄文体験施設≫に到着。
土間のまん中では、香り豊かなチャイを復元縄文土器であたためた≪ウェルカム縄文ドリンク≫のほか、縄文感あふれるランチのおもてなしが待っていました。
【軽食ランチメニュー】
・本物そっくりな土面モチーフのオリジナル“縄文クッキー”
・きゅうりやミニトマトなど一戸産の地元新鮮野菜
・縄文人の主な食料源だった木の実のマフィン
ツアー参加者限定のノベルティプレゼントもありました!
早速Tシャツやサコッシュを身に着け、最初の体験へ向かいます。
森に移動しみんなで≪石斧体験≫。直径30㎝ほどのコナラに挑戦します。
木の幹の構造を知り、コツをつかむと削りやすく。
暮らしのいろいろな場面で必要不可欠な木材を得ることの難しさを感じ、また高度な現代技術がないからこそ、みんなで協力してひとつの物事に取り組む姿勢を身をもって体感する時間に。
慣れない作業でほどよく疲れた体に、地元でとれた新鮮なりんごの甘味が染み渡りました!
3時のおやつで一息ついたあとは、博物館≪縄文講話≫の時間。
長年、御所野縄文遺跡の最前線で調査を続けてこられた高田館長。
「ひとつのエリアで暮らし続けると争いがおこるもの。しかし縄文時代はそれが起こらなかった。」「一般的に縄文時代は遅れていて文化がないと思われていたが、むしろ現代からみたら当時の精神性や暮らしぶりは価値があり学ぶことが多い」などのお話が印象的でした。
また、何度も仮説と検証をくり返し、それまでの常識を覆し「土屋根」の建物の存在を明らかにしたストーリーなど、調査に携わる方々へ尊敬の念が沸き上がります。
続いて≪縄文土器の復元と拓本体験≫
文化財調査員さんから直接指導を受け、バラバラの状態で発掘された本物の土器の復元に挑戦します。
破片の形や大きさはさまざまで、まるで立体的なパズルのよう。
向きを変えながら探っていくと、あちこちから「キタ!!」という声が。
自分のお気に入りの模様が入った破片をひとつ選び、拓本に挑戦します。
最後は実際の現場でも使われている本物の記録用紙に張り付け、世界にひとつだけの拓本が完成しました。
一般の方が土器の復元作業をするのは館内史上初のことだそうで、いつか参加者のみなさんが復元に携わった土器が展示される時が来る・・・かも?
外に出ると、陽が落ちあたりはすっかり薄暗く。かすかな灯と、静かで落ち着いた空間。
一戸町地域おこし協力隊の小寺昭二シェフが腕をふるう≪縄文夕食タイム≫スタートです。
【メニュー】
・鹿肉の汁物
・地鶏のハンバーグ
・岩魚の串焼き
・きゃばもち・・・“きゃば”は岩手県北エリアで“柏”の方言。柏餅とも違う、素朴な味わいでした。
素材本来の風味を引き出す薄味で滋味あふれる縄文食を、小寺さんのお話を聞きながらいただきます。
今も公園近くを流れる川では、当時実際にサケなどを獲って食べていたのだそう。
イベント主催の「縄文OneThird」からは、団体名の由来にもなっている「3分の1ずつを自分、自然、未来のために分け合った」という縄文人の精神についてお話がありました。
夕食後は麻で作られた縄文服を身にまとい、館内貸切&専門職員さん付きっきりの≪ナイトミュージアムツアー≫
一戸町内で出土した約4000年前の土器や矢じりなどの道具の数々や、炭化した状態で残っていた木の実などの展示を目の当たりにすると、当時本当に人が住んでいたことがリアルに感じられます。
最後は、通常立ち入ることができないバックヤード(収蔵庫)も特別にのぞかせてもらうことに。
膨大な史料を、ひとつひとつ時間をかけて整理・復元されている様子に驚きました。
いよいよ縄文キャンプの目玉“テント泊体験”。ランタンの灯りを頼りに園内を進み、今夜の“宿泊場所”であるテントメーカー「FIELD RECORD」の最新テントが。こうやって見ると、テントが竪穴建物の形にそっくりですね。
肌寒い外とは違い、思った以上にテントの中はぽかぽか。約4000年前の本物の遺跡の真上で、最新シュラフに身をつつみ眠りにつきます。
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2日目:9/24(土)
朝起きると、煙が漏れ出て神々しいオーラをまとっているかのような竪穴建物があらわれます。
復元した竪穴建物の維持・保存にかかせない「いぶし」作業中で、参加のみなさんも火燃やし体験をさせてもらいました。
それぞれ思い思いに園内を散策しながら、朝食会場へ。昆布出汁が効いたシジミ汁と、雑穀米おにぎりという素朴な朝ごはん。
おにぎりは自分達で握りました。土鍋で炊き立てのふんわりご飯が食欲をそそります。
御所野縄文公園の最後は、≪ミュージアムショップ≫でお買い物や博物館見学など自由時間。
お買い物の紙袋にスタンプを押すと、オリジナルバッグになるのがうれしいですね。
みなさんからお見送りを受け、≪奥中山高原温泉≫へ。
源泉かけ流しの温泉で疲れた身体をリフレッシュ。石斧体験の筋肉痛もほぐれた気がしました!
続けて、江戸時代中期創建といわれる岩手県内最大の茅葺き家屋“旧朴舘住宅”を訪問。
この通り、カメラに収まらないほどの圧倒的なスケール。
縁側に座り、外の風景を楽しみながら“縄文弁当”をいただきます。色鮮やかなお弁当には、縄文人が食べていたと考えられる食材も。
ツアーの最後は≪いちのへ手技工芸館≫へ。
竹細工や木工・さき織りなどが盛んな一戸町。かご編みなど、この地域に残る現在の伝統工芸は、なんと縄文が起源。そんなお話を聞くと、作品の見方が変わります。
「かわいい!」「肩掛けできるタイプ初めて見ました!」
お気に入りの竹かごと出会い、購入した方も。自宅まで発送してもらえることになり、到着が楽しみですね。
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縄文時代のくらしをディープに体験した2日間。
そこには、現在を生きる私たちが「ハッとさせられる」要素や考え方がありました。
普段の暮らしの中でも、そんな“縄文時代”を身近に感じてもらえるとうれしいです。
ツアーにご参加いただいたみなさん、ありがとうございました。
【募集要項】
◎出発日:令和4年9月23日(金・祝)より1泊2日
◎募集人員:15名様(最少催行人員5名様)※定員に達し次第、受付終了
◎食事条件:朝1回 昼2回 夕1回
◎宿泊先:御所野縄文公園内、テント泊(1グループ1張)
◎旅行代金:お一人様33,000円(二戸駅発着)小学生以上同額
(未就学児 4~6歳 17,000円/0~3歳 3,000円)
◎旅行代金に含まれるもの:行程内のバス代、食事:朝1、昼2、夕1、宿泊代、体験学習代、入浴料、テントの設置有り
◎参加記念品(Tシャツや文房具などオリジナルノベルティをプレゼント!)
◎添乗員:二戸駅より同行
【行程】
9/23(金・祝)~24(土)
縄文キャンプスクール1日目:9/23(金・祝)
参考:東京駅9:08―はやぶさ11号―二戸駅11:50
【二戸駅】 12:00発(貸切バス利用)
==【御所野縄文博物館】
ツアーは縄文時代へのゲートウエイ「きききのつり橋」を通ってスタート!
緑の森にかこまれた御所野縄文博物館がお出迎え。
沢の涼やかな音、鳥のさえずり、虫たちの声に、生命の息吹を感じます!
5000年前の暮らしを五感で体験する「縄文キャンプスクール」スタート!
ウェルカム縄文ドリンク//
まずは、土面モチーフの ”縄文クッキー”と、
縄文人の主な食料源だった木の実を使ったマフィンや地元新鮮野菜もどうぞ(軽食ランチ)
~午後~
石斧体験
みんなで力を合わせて、一本の木を伐採します!
本当に、石斧だけで木が倒れるのでしょうか??
縄文遺跡発掘体験(屋外体験)
本物の縄文遺跡を「発掘調査」してみよう!
(はじめてでも大丈夫!何かが発見できるかも??)
縄文土器の復元と拓本体験
土器の接合と拓本に挑戦します。
文化財調査の世界を味わいながら、縄文の「作品」に真剣に向き合ってみましょう!
(拓本は記念にお持ち帰りいただきます)
~夕方~
【御所野縄文博物館】
御所野縄文博物館 館長 縄文講話
ユネスコ世界文化遺産登録に至るまでのストーリーや想いを直接お聞きします。
縄文夕食タイム
自然豊かな当地岩手県一戸町では、いにしえの食文化の知恵が現代まで生きています。
素朴で滋味あふれる縄文ディナーをお楽しみください。
【提供予定メニュー】
鹿肉の汁物
地鶏のハンバーグ
岩魚の串焼き
きゃばもち・・・「きゃばもち」って何だろう!!ぜひ、食べてみてくださいね♪
~夜~
ナイトミュージアムツアー開催!
夜の御所野遺跡と、博物館をめぐる特別ツアー!
照明の消えた閉館後の御所野縄文博物館を懐中電灯で回ります。
通常は立ち入ることができないバックヤード(収蔵庫)も公開します。
縄文人も見た秋の星空の中、御所野遺跡の散策もお楽しみ下さい。
~縄文キャンプスクールならでは~
竪穴住居で過ごす夜
火を焚き、縄文時代の人々の暮らしを竪穴樹住居内に再現します。
縄文服をまとい、火を眺めながら縄文人になりきるもよし。
友人や家族とゆっくりと語り合うもよし。
時間と空間を超えた、忘れられないひとときをお過ごしください。
~ご宿泊は特設テント内で!土屋根の竪穴住居のと最新テント隣接!?~
★テントメーカー:FIELD RECORD テント・シュラフなどの設備はツアー代金に含まれます。
設営撤収はツアースタッフが行います。
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縄文キャンプスクール2日目:9/24(土)
~朝~
【御所野縄文博物館】
起床後、各自、散策など朝の御所野をお楽しみください
朝食前プログラム~
竪穴住居の火燃やし体験
復元した土屋根住居の維持・保存にかかせない「いぶし」作業を見学体験します
縄文朝食
貝のスープ
雑穀ごはんづくり (写真は雑穀おにぎりのイメージです)
~午前~
ミュージアムショップでお買い物や博物館見学など自由時間
ここでしか購入できないものなど、記念品やお土産もどうぞ
==【奥中山高原温泉】(ご入浴)
源泉かけ流しの温泉は地元の人にも大人気。温泉で心も体もリフレッシュ!
==【旧朴舘家住宅】国重要文化財
縄文時代と現代をつなぐタイムトラベル!
遺跡で竪穴式住居を見たあとは、江戸時代中期創建といわれる岩手県内最大の茅葺き家屋を見学します。
~昼食~
旧朴舘家住宅にて御所野弁当をお楽しみください
地元の山の幸や、季節の食材をたっぷり使用した、どこかなつかしいお弁当です
~午後~
==【いちのへ手技工芸館】
一戸町は竹細工や木工・さき織りなどが盛んな地域。
かご編みなど、縄文の暮らしから続く手工芸品の作品に触れてみます。
==14:35頃【二戸駅 解散】
参考:二戸駅15:19―はやぶさ32号―東京駅18:04
*岩手県 一戸町 の『御所野遺跡』(北海道・北東北の縄文遺跡群)は
2021年ユネスコ世界文化遺産へ登録されました!
お申込み 受付は終了しました
◎お申込み方法 ※定員に達し次第、受付終了
1.お電話(019-658-8644)または下記予約専用フォームから承ります。
2.参加確定の連絡後、お申込金またはご旅行代金を3日以内にご入金ください。(予約完了)
3.催行決定のご連絡
4.残金お支払い・遅くとも5日前までに最終案内をお送りします
5.ご旅行当日 受付~ご出発!
◎ご同行者様を含め、チラシ両面、募集型企画旅行取引条件説明書面、旅行業約款をご確認の上、お申込みください
チラシはこちらから
◎募集型企画旅行取引条件説明書面
お申込み前に必ずご確認をお願いいたします
*株式会社みちのりトラベル東北のページへ移動します
【新型コロナウイルス感染症拡大防止策等について】
・出発日まで体調不良や咳、発熱などの症状がある場合又は当日陽性患者濃厚接触者等に該当し、自宅待機中にある方は参加できません。
・感染拡大状況により、急遽実施を中止する場合があります。
・各種旅行支援が再開された際は、適用となる場合があります。
【主催・運営】縄文OneThird、一戸町
【共催】いちのへ文化・芸術NPO
【後援】岩手県県北広域振興局、一戸町観光協会
【アートディレクション・デザイン】NILSON(望月昭秀)
【撮影】イトウ タカムネ
【テント協力】FIELD RECORD
【PR】HOW INC.
【全体監修】method inc.
【旅行企画実施】
株式会社 みちのりトラベル東北 北岩手支店
観光庁長官登録旅行業第2012号
一般社団法人 全国旅行業協会正会員
【受託販売・お申込み・お問合せ】
トラベル・リンク株式会社
岩手県知事登録旅行業第3-227号
一般社団法人 全国旅行業協会正会員
岩手県盛岡市大通3丁目2‐2 第6大通ビル4F
TEL:019-658-8644(平日10:00~17:30)
掲載日: 2022年12月13日