【ツアーレポート】美食王国もりおかとれたてサラダプレミアムツアー 産地をめぐり味わう旅❶


7月5日、とれたてサラダプレミアムツアーのバスは盛岡駅西口を8:45に出発しました。私は都南分庁舎前から合流しました。「はじめまして、今日はよろしくおねがいします!」バスに乗る前から参加者のみなさんとお話しできて、楽しい1日になりそうだなあとわくわく。

バスには、ホテルメトロポリタン盛岡 NEW WING ジョバンニの料理長、櫻正樹シェフが王国案内人として、ツアーをご一緒に回ってくださるそう!ますますスペシャルな時間になりそうです。


最初の目的地は黒川にある「松本りんご園mi cafe」。盛岡市を見下ろすような眺望と、美味しい焼き菓子やランチが楽しめるカフェです。「今日はお店が定休日なので、貸切で景色や店内を楽しんでいただけますよ!」と、ガイドの北田さんが話すとバスの中は「おー!」という歓声で沸きました。

バスから降りるとすぐに目に入ったのは小さな緑色のりんごの赤ちゃん。まだまだ手のひらに乗るくらいの大きさです。木の根元には摘果後の実が落ちていました。

松本りんご園の松本正勝さん、直子さんご夫妻のお話をききながら、りんご畑の中を抜けてmi cafeへ。

りんごの育て方には実に袋を被せる有袋栽培と、被せずに育てる無袋栽培があり、松本りんご園では無袋栽培をしているのだそう。「有袋、無袋、どちらもメリットデメリットがありますが、無袋だと太陽の光をいっぱいに浴びて甘さが増すという特徴があります。」と正勝さん。

お話のあとは、試食をいただきました。かわいらしい直筆のメッセージ付きです。

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・陽光「太陽を思わせる真っ赤なりんご」

・シナノゴールド「黄色いりんご さわやかな酸味があります」

・北斗「赤いりんご 蜜がたっぷり入ります」

・ブルーベリーとジューンベリー「ひんやりフローズン!カップを傾けて数粒一緒にお召し上がりください」

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リンゴジュースは、一種類だと味の表現が難しいですが数種類こうやって飲み比べると、酸味や甘味がわかりますね。

ブルーベリーのカップの下に入っていたジューンベリーは、初めていただきました。ブルーベリーよりも少し小さい赤い粒で、ほどよい甘さ。

mi cafeのテラスで、眺望を楽しみながらのおやつタイム。暑い中斜面をのぼってきたので、カラカラの喉にご褒美のような時間でした。「どのりんごジュースの味が好き?」なんて、楽しそうな声も聞こえてきていましたよ。

mi cafeの中にあったこちらはスタッフのみなさんの感想をまとめたものなんだそうです。りんごの色と味が一覧になっています。今日はどのジュースにしようか迷った時、参考にしたいですね。

バス出発直前に、櫻シェフが摘果されたりんごをもらってきた様子…!
バスの中で「さきほどのりんごがランチに出る、なんてことが本当に実現すれば、まさに『とれたてサラダツアー』ですね」と北田さん。

mi cafeさんから焼き菓子のお土産もいただき、次の目的地である太田の「いわて若江農園」へ向かいます。

スマート農業を導入しているトマト農家さんの最新設備を見学し、ミニトマトの収穫も体験しますよ!

こちらが代表の若江俊英さん。農業を継いだのではなく、ご自身で勉強して太田でトマト栽培を始め14年目になるそうです。
「農家と話す機会もあまりないと思います、なんでも聞いてくださいね」と、参加者のみなさんに声をかけると、「品種を選ぶ時の決め手は?」「調理用のトマトはあるの?」などいろいろな質問があり、ひとつひとつ丁寧にお答えいただきました。

採光性の高い大型ハウスも見学させていただきました。昼夜の寒暖差や日照時間・温度をコントロールして、トマトにとって心地よい環境を作り、通年栽培・通年出荷を実現しています。

若江農園のトマトは完熟ギリギリまで枝にならせてから収穫します。栄養価も旨みもたっぷりのトマトは、収穫の翌日には県内を中心とした売り場に並び私たちの食卓へ。

トマトの収穫体験では、パック一つに自分で選んだミニトマトを詰めていきました。ハウスの中は暑かったですが、真っ赤なトマトを選んで自分の手で収穫しているとついつい夢中になってしまいます。「パックに入りきらないくらいとっちゃった!」という参加者の方も(笑)

トマトジュースのおみやげをいただき、またバスに乗り込みます。
たくさん歩いて、トマトも収穫して、ぺこぺこのお腹で向かうのはみなさんお待ちかねのプレミアムランチです!

モン・フレーブの菊池シェフからお料理の説明をしていただきました。釜石のご出身、というお話も。櫻シェフもそうですが、地元出身のシェフに地元の食材を調理していただくって贅沢ですね。


 前菜【林檎と昆布でマリネした姫神サーモンと彩り地場野菜のブーケ仕立て いわて若江農園トマトクーリと三陸産雲丹のクレームと共に】

14種類の野菜と姫神サーモンのマリネ、若江農園のトマトをゼリーとソースにし、さわやかに仕立てた一皿。野菜ひとつひとつの歯触りと香りで一口ごとに「んー!」と声が出てしまいます。途中で旬のウニのクリームをかけると、クリーミーでまた違った味わいに。


スープ【盛岡産りんごと金のヨーグルトのスープ】

前日に白ワインでコンポートした盛岡産りんごに、牛乳、ヨーグルト、生クリームなどを合わせて隠し味にココナッツとシェリー酒を加えたスープ。まるでデザート?と思ってしまうほどの優しい甘さで、ほっとした気持ちでいただきました。

サービスの方のスマートさで、お料理が何倍も美味しく感じられます。

「驚くような食材の組み合わせ、さすがモン・フレーブだね」という声も聞こえました。テーブルに同席してくれた櫻シェフに調理法について参加者の方が質問するような場面も。


メイン【もりおかあじわい林檎ポーク肩ロース肉のロティとたまやま温泉Labさんのモッツァレラチーズ 櫻シェフの実家で採れた行者ニンニクと香草のブールコンポゼ添え】

りんごを餌にして育つ「あじわい林檎ポーク」を、にんにくと香草でマリネし、香ばしくグリル。モッツァレラチーズをのせてチーズのまろやかさとのメリハリを楽しむ一皿。
「野菜をメインにしたかった」という菊池シェフの言葉通り、ラタトゥイユがソースになっています。
櫻シェフの実家から届いた行者ニンニクで味を変えながら、肉厚の肩ロースをあじわいました。

そして、ちょこんと上に添えられていたのはキャラメリゼされたりんごの赤ちゃん!松本りんご園さんでシェフたちがいただいてきたりんごです。しっかりとしたりんごの味と、さくっとした食感でお肉に合わせて美味しくいただきました。


デザート【たまやま温泉Labさん「チーズの赤ちゃん」のクレームダンジュといわて若江農園トマトのソルベ】
クレームダンジュはフランスでは神様のご馳走といわれるデザート。
シロップとレモンを加えソルベにした若江さんのトマトジュースと、ほろりとした口溶けのチーズの組み合わせ、夏らしい一皿、堪能しました!
ランチを終え、名残惜しさを感じつつまたバスへ。

次は、玉山へ向かいます!

玉山の生出地区にあるユートランド姫神に到着。盛岡産の生乳でジェラートやチーズなどの商品を開発しているたまやま温泉Labの一ノ渡渉さんを先生に、モッツァレラチーズ作り体験のスタートです。
まずはチーズの作り方や、ここで作っている商品についてのお話を伺いました。

一ノ渡さんのデモンストレーション。「お湯が熱いのでスプーンを使ってチーズを練っていきます、大丈夫な方は手袋をして、手でもいいですよ」と一ノ渡さん。美味しそうにびよーんと伸びるチーズに期待が高まります!

さて、テーブルごとにわかれさっそくモッツァレラチーズ作りの始まりです。スプーンで練っていくとお湯の温度が下がるにつれてチーズが固くなってきます。そこの塩梅を見極めて一口大に成形していきます。なかなか売っているモッツァレラのようにつるんとした形にならず難しい…!でもみなさん初めての作業、楽しみながら体験しているようでした。

チーズ作り体験のあとは自由時間。希望者はスタッフのガイドで生出湧水の見学へ。
参加者の中には、ユートランド姫神の温泉に入る方もいました。私は「生出湧水にいく人ー?」ときいたスタッフの声に元気よく手を上げてくれたみなさんと一緒に散策に向かうことにしました。

向かう途中は右を見れば岩手山。左を見れば姫神山。栗の木や山椒の木もありました!10分ほど歩いて生出湧水に到着です。

湧水に着くとひんやりとした透明感のある景色が広がっていました。ハスの花はもう少し先が見頃。

戻ってきてたまやま温泉Labさんのジェラートで休憩。迷いに迷って、温泉バジルとフレッシュミルクのダブルにしました。このバジルの風味がとてもよくて感激…!甘さもほどよく、普段アイスを食べない方にもおすすめです。

バス車内で今日一日のツアーを振り返りながら、玉山地区から盛岡駅方面へ。ここで櫻シェフともお別れです。プロの視点からのいろいろな話が聞けたのが嬉しかったですね。
また誰かを誘って、地元のおいしい食材を味わいにホテルメトロポリタン盛岡に行きたいなあ。

「とれたてサラダプレミアムツアー 産地をめぐり味わう旅」あっというまの時間でした。あらためて知ることができた「作る」と「食べる」の距離の近さ、農作物の新鮮さ、盛岡ならではの食の豊かさ。自宅に帰ってから、夕ご飯にツアーのお土産でもらったモッツァレラチーズとミニトマトでカプレーゼを作ったのですが、簡単な手順で美味しくできて家族も大喜び。ツアーでご一緒したみなさんも同じようににぎやかな夕食だったことと思います。
生産者さんと直に話し、手を動かすことでいつも当たり前に買っている食材への感謝の気持ちもより深まりました。

写真・文 LITERS 菅原茉莉


~参加した皆さんの声~
「カフェからの眺めも最高♪ 風も爽やかで気持ちよかったです。りんごジュースのそれぞれの味の違いも感じれて楽しめました。」
「りんごの育て方や歴史など勉強になり。松本様の温かいおもてなし、ありがとうございました。」
「農業に対しての熱さが伝わった。スマート。」
「若江さんのトマト(農業)への情熱に感動しました。これからはたくさん購入したいと思います。」
「シェフと同席だったのでいろいろな話がきけて良かった。」
「どんな所からやってきた食材かがわかって食べると、とっても愛おしい気持ちで感謝していただくことができました。」
「モッツアレラチーズの感触が気持ちよく、作るのがおもしろかったです。」
「牛乳1~1.5Lでひとにぎりのチーズしか出来ない事におどろき。」

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【ツアー募集詳細】

盛岡の夏を彩る
新鮮な野菜や果実が豊富なこのシーズン
産地めぐり & プレミアムランチで
王国の恵みをたっぷり受け取りましょう


【募集要項】
旅行日:7月5日(水)〈日帰り〉
募集人員:30名様(最少催行人員10名様)
旅行代金:美食王国もりおかファンクラブ会員8,000円(一般10,000円)
     (盛岡発着/昼食1回/添乗員同行)

【チラシはこちらから】

 


【スペシャルゲスト】

王国案内人として、ホテルメトロポリタン盛岡NEW WING
ジョバンニ料理長・地元出身の櫻正樹シェフ が、バスで一緒にめぐります!
2月に開催したFAN DININGのお料理もご担当いただきました。


《行程》

8:45 盛岡駅 西口 出発
9:00 都南分庁舎前 出発

◎午前
松本りんご園 mi cafe

市内を一望できるりんご園で、景色を楽しみながら畑を散策。
すくすく育つりんごの赤ちゃんを見学します。mi cafe 焼き菓子のプレゼントも。

松本直子さん

いわて若江農園

太田地区でスマート農業を導入したトマト農家さん。
最新の設備を見学しながらミニトマト収穫体験。収穫したミニトマトはお土産に。

若江俊英さん

◎お昼
ホテルメトロポリタン盛岡 NEW WING
「モン・フレーブ」プレミアムランチ

料理長・菊池拓紀シェフによる盛岡の旬の食材をふんだんに使った、
当ツアーだけのプレミアムランチをご用意。(写真は一例です)

【オードブル】
柑橘と昆布でマリネした姫神サーモンと彩り地場野菜のブーケ仕立て
トマトクーリと三陸産雲丹のクリームと共に
【スープ】
盛岡産りんごと金のヨーグルトスープ
【メイン】
もりおかあじわい林檎ポーク肩ロース肉のロティとたまやま温泉Labさんのモッツァレラチーズ
行者ニンニクと香草のブールコンポゼ添え
【デザート】
たまやま温泉Labさん「チーズの赤ちゃん」のババロワとトマトのソルベ
(メニュー内容は仕入れ状況により変更になる場合がございます。予めご了承ください。)

◎午後
たまやま温泉Lab

生出の生乳を使い、ジェラートやチーズの商品開発を行っている
一ノ渡さんと一緒に、モッツアレラチーズ作り体験。
作ったチーズはお持ち帰りになります。ご自宅でお楽しみください。

一ノ渡 渉さん

ユートランド姫神から気軽に生出湧水をお散歩に。
景色のよい温泉もおすすめ。お好きな方を選択いただきます。
※温泉入浴は実費となります。

生出湧水散策 または 温泉入浴
産直お買い物タイム

16:45頃 盛岡駅 西口 到着
17:00頃 都南分庁舎前 到着


 

当イベントは一般の方も対象ですが、美食王国もりおかのファンクラブ会員になっていただくと2,000円引きでご参加いただけます
 *お申し込みと同時にファンクラブ会員へご入会いただくことも可能です
 「美食王国もりおか」ファンクラブ入会はこちらから


【チラシはこちらから】

 


【後援】盛岡市グリーン・ツーリズム推進協議会
【旅行企画・実施・問合】トラベル・リンク株式会社 
(一社)全国旅行業協会正会員 
岩手県知事登録旅行業第3-227号
岩手県盛岡市大通3丁目2-2第6大通ビル4F