【ツアーレポート】くずまきヒュッゲ/岩手くずまき暮らし体験ツアー2023夏

2023年7月に開催された、岩手くずまき暮らし体験ツアーの様子をレポートします。当日の様子をぜひご覧ください♪


〈ツアー1日目〉
■いわて沼宮内駅 各地からご集合
7月16日日曜日、時間は午前11:45。
いわて沼宮内駅で新幹線から降りてきた参加者のみなさんと待ち合わせ。1泊2日のツアーがスタートします。

葛巻に向かうバスの車内では「道路の脇にある、赤と白のポールはなんでしょう?」というクイズから、冬の積雪のお話なども。
大坊峠を越えて、葛巻に入ります。

■くずまき高原牧場(くずまき暮らしセミナー・葛巻町の概要説明)
・冷やしくずまき鍋のご昼食
・くずまき暮らしセミナー(葛巻町の概要をいらっしゃい葛巻推進室からご説明)
・ラベンダーまつり

12:20くずまき高原牧場に到着。お昼は「冷やしくずまき鍋」をいただきました!ひぼがはっとと、くずまき高原牛の肉味噌が入ったスープに、クミンなどのスパイスを合わせてアクセントにした一皿。冷凍庫で冷たくした南部鉄器の器でしっかり冷えていました。


食後は牧場内を散策。お天気はぱらぱらと雨でしたが、羊やうさぎなど、動物たちにも会えました!


コテージでは葛巻町役場のみなさんから葛巻の暮らしについて教えていただきました。「人の数よりも牛の数が多い町なんですよ」というお話も。
自己紹介タイムもあり、和やかにお話が弾んでいましたよ。


セミナーの後は思い思いの自由時間。お買い物やラベンダー摘みなど。わたしは「ラベンダーソフグルト」をいただきました。手作りのラベンダークッキーがサクサク!
山葡萄といちごのジャムやソフトクリーム、葛巻がぎゅぎゅっと詰まったおいしさです。

上外川高原 くずまきのシンボル“風車”見学


町がこれまで長く取り組んでいる風力発電。まちのシンボルともなっている設備を知るために上外川(かみそでがわ)の風車の見学に。晴れていると山々も見え、景色の美しい場所です。
34基あるという風車、今日は雨で見えないかなあと思いましたが、帰り道サッと雲が晴れ、バスの中から一瞬見渡すことができました。

■町内の住宅環境を紹介
高原から下り、江刈地区を経由して、単身者向けの移住定住促進住宅へ。ワインとミルクのくずまきカラーです。
令和元年に建てられた、まだ新しいアパートで、広々としたキッチン、バス、トイレもピカピカでした。風除室があるので冬は雪かきの道具が置けていいね、と参加者の方と盛り上がりました。

くずまき暮らし相談会「暮らしと仕事」(ふれあい宿舎グリーンテージにて)
今夜のお宿はグリーンテージ。お部屋でひと休みのあと、交流会へ。
暮らしの相談会では、いらっしゃい葛巻推進課の青木さんから町の様々な支援制度について情報提供が。みなさん真剣に耳を傾けていました。

交流会のメインゲストは先輩移住者のお二人です。


一人目の高野さんは、元くずまき町地域おこし協力隊。任期終了後も葛巻町に住みながらご自身の会社を経営。岩手で地域づくりに力を注いでいます。
「内陸のイメージが強い葛巻ですが、八戸から美味しいお魚が入るし、1時間ほどドライブすると洋野町というウニがたくさんとれるところもありますよ」と、髙野さん。

二人目の土谷さんは、葛巻町出身。実家は町内でお店を営まれているそう。このほど転職Uターンし、現在は岩手くずまきワインでお仕事をされています。土谷さんは「マルチワーカー」という新しい働き方で今の会社に出会ったのだそう。

■夕食会 山ぶどう種が特徴の岩手くずまきワインで乾杯!
夕食交流会のはじまりです。

こちらでは、提供メニューの一部をご紹介します。


ラムチョップはくずまき高原牧場で育ったサフォーク種。スパイシーな香り!



イワナの唐揚げは、ふかふかとした白身。鮮やかな色のお塩はワインソルト。牧場の原木しいたけも。


豆腐田楽は、にんにく味噌、木の芽味噌、甘味噌の3つのお味で。


炙りたてで味わうくずまき高原牛のお寿司も。雑穀の入ったシャリの食感にびっくりです。頬張ると口いっぱい、幸せが広がりますー。


最後のお料理はあったかいひっつみ。醤油の香りにほっとしますね。
ワインのラインナップの人気はやっぱり葛巻産山ぶどうを使った甘めの「ゆい」、ちょっとスパイシーな「澤登(さわのぼり)」。
なかには、「夏」「星」など辛口の白ワインとのペアリングを楽しんでいる参加者の方もいましたよ。

☆お食事のあとはのんびりとおしゃべりタイム。
満天の星空が見られなかったのは残念でしたが、次回の旅のお楽しみですね。
【ふれあい宿舎グリーンテージ 宿泊】


〈ツアー2日目〉
■ご朝食

ツアー2日目は晴天でスタート。朝食のくずまき高原牛乳は生クリームみたいなとろりとした部分がおいしい!

■グリーンテージ出発~町の境を超えて平庭高原方面へ(塩の道など)

平庭高原の闘牛場へ。年に4回ある闘牛大会には町内の方も出かけるそう。スキー場もあり憩いの場となっています。

■岩手くずまきワイン/森のこだま館 (工場見学と手づくり体験) 


岩手くずまきワインでは赤ワイン、白ワインの醸造の違いや、畑での作業について教わりました。1階にはワインの大きなタンクが並んでいます。地下水を汲み上げ、タンクを冷やしているのだそう。
ワインの貯蔵庫は夏でも20度前後。ひんやりとした中でこだま館館長の中橋さんからそれぞれのワインの特徴やネーミングの秘密を伺いましたよ。


全部で43種あるというくずまきワイン。ショップには嬉しい試飲も並んでいて、自分好みの味を探すことができます。参加者のみなさんも楽しそうにお土産を選んでいました。


次はこだま館の体験コーナーへ。杉の樹の皮を編み、小物入れを作ります。裏表で質感が違う皮と、編む人の力のかけ方でオリジナルな作品が出来上がっていきます。


1時間ほどで完成しました。どれもかわいらしいできあがりです!

■山葡萄畑見学ツアー
中橋館長のアテンドで、山葡萄畑へも足を伸ばし、深呼吸したくなるような景色も堪能しました。


山葡萄の収穫は9
月から11月。今はまだ小粒で赤ちゃんのよう。今年は霜の被害で大変だったのだそう。大きく育って美味しいワインになってほしいですね。

■町内のおすすめスポット


休憩タイムはクローバー畑で。葛巻町に嫁いできた農家のお母さんたちが中心になり、地元産の季節の食材でジェラートを作っています。優しいお味に癒されました。

■葛巻町役場新庁舎(昼食~お仕事紹介~施設見学など)

昨年11月に開庁した「くずま〜る」へも伺いました。
まずは川畑鮮魚店さんのお弁当でお昼ご飯。

お昼の後は、葛巻の仕事について葛巻町役場の前野さんから「マルチワーカー」という新しい働き方について詳しく教えていただきました。


隣接する多目的ホール「まき×まきホール」も見学しましたよ!

■まちなか散策

くずまき大橋、スーパーとりいや、まちの駅くずまきなど生活に欠かせないスポットもしっかりと見学


こちらはサテライトオフィスくずまき。冷暖房はもちろん、ミーティングボードや給湯室など設備の充実した施設の中で小休憩。おやつをいただきました。
最後は道の駅くずまき高原でお買い物。産直の新鮮な野菜やお漬物、お土産などでみなさんのカゴもいっぱいでした。

■いわて沼宮内駅 到着/ツアー終了解散


沼宮内駅でお見送り。各地から参加してくれた方同士が仲良くお話ししている姿をよく見かけ、嬉しい気持ちで過ごした1泊2日でした。「葛巻の夏はすごく短い。今ぐらいの暑さが一番で、朝晩冷えてくるとすぐ秋になる。みなさんに、深い緑に囲まれた夏の葛巻をみていただけて本当によかったです。」葛巻町役場の前野さんの言葉が印象的でした。

食べ物も景色も空気も、みなさんとたっぷり味わうことができ、本当に良い時間を過ごせました。また違う季節にもお会いしましょうー!
*写真:LITERS 菅原茉莉
*文:同  菅原茉莉 & 添乗員 北田公子


【参加者の方の声】
・風力発電とワイナリー見学は、一人で見るだけではわからない詳細や経緯を知れて良かった。役場職員、スタッフの説明もわかりやすかった。
・暮らしのセミナーは色々な情報が聞けてよかった。
・参加者、スタッフ、先輩移住者の皆さんと親しく交流でき楽しかった。町内のいろいろなところを見学、体験できてよかった。
・スーパー、街の駅、ドラッグストアなど実際の生活に直結するところを見学できてよかった。サテライトオフィスが特に印象的、ここで働いてみたい。


~岩手くずまき暮らし体験ツアー~

「くずまきヒュッゲ」とは、岩手県葛巻町の食や文化、暮らしや営みの豊かで温かい世界観を共有する旅。北欧さながらの風景の中で、ゆっくり流れる幸福なひととき。時には厳しい自然のなかでこそ感じる、人々のぬくもり。葛巻町でヒュッゲなひとときを見つけてみませんか。

*ヒュッゲ(HYGGE):デンマーク語で「心が温まる時間や場所、雰囲気」の意味。

「くずまきヒュッゲ」Instagram Facebook はこちらからどうぞ。
くずまきヒュッゲ Instagram ・くずまきヒュッゲ Facebook  

募集チラシはこちらから

【企画協力】岩手県葛巻町

【お問い合わせ】
いらっしゃい葛巻推進課 移住定住係 0195-66-2111
E-mail:kuzumaki1102@town.kuzumaki.iwate.jp

【旅行企画実施】
リアス観光株式会社 岩手県知事登録旅行業2-98号
総合旅行業務取扱管理者 大久保誠
岩手県岩手郡雫石町高前田52-2

【受託販売】
トラベル・リンク株式会社 岩手県知事登録旅行業第3−227号 
総合旅行業務取扱管理者 北田公子
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